【毎日新聞】「山岡精機株式会社」を紹介する記事が掲載されました
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花まる99 山岡精機(長浜市)
2026/7/10 毎日新聞
金属加工企業がメロン栽培?その名も「メカメロンプロジェクト」と称する新規事業との両利きの経営で、高月町にある山岡精機が注目を浴びています。
初代は、地元大手企業の創業者出身の地である高月町で、1984年に汎用旋盤1台で創業。産業用のエンジン部品やポンプ部品など特殊な一品物の治工具を請け負い、小回りのよさとフットワークの軽さで試作から量産、オーバーホールまで柔軟に対応し、地域になくてはならない企業に成長しました。その技術と理念を継承する2代目の山岡広典社長は、オリジナルブランドも展開し、果敢に事業拡大しています。
「難しく奥深いものづくりに挑戦するのは面白い」と、好奇心旺盛な社長が趣味で始めたのが、家庭菜園のメロン栽培。10年掛けてデリケートかつ高度な栽培技術を収得し、他にないとろけるような甘さに周囲から大好評を得て、事業化を決意しました。昨年春、敷地内にビニールハウスを完備し、難易度の高い水耕栽培で年3回の収穫に成功。周囲から「メロンの人」と呼ばれるほど知名度を上げています。
本業のノウハウが生きづくのは、「精密な品質管理技術」と「独自の生産管理技術」。生育データの記録や分析、トレーサビリティ、徹底した5Sや生産管理は、長年培ってきた十八番です。栽培環境の細やかなコントロールで、安定した高糖度のメロンを効率的に多収穫。土を介さず屋内なので、連作障害や病害虫リスクの低減、季節や気候に左右されない計画的な通年栽培が可能です。さらに工場の屋根を冷却する伊吹山系の雪解け水は、ミネラル豊富で水耕栽培に最適。まるで生産ラインで精密部品を扱うように、ベストなレシピでメロンを育てる。製造業と農業の共通項がこれほどあるとは驚きでした。
ユニークなのは、不揃いのメロンを活用した2次加工品の美容プロテイン「Mecha Melon(メカメロン)」。皮も種も丸ごと粉末にし、コラーゲン由来でモリンガ、食物繊維、ビタミンなど11種をバランスよく配合しています。粉っぽくなく自然の甘さでメロンジュースのように飲みやすい、牛乳や豆乳で割るとさらにおいしい、人工甘味料、保存料、着色料は使用せず、乳糖未配合なのでお腹にも優しいと、EC(電子商取引)サイトや展示会などで大人気。メロン本来の栄養価を損なわぬ独自の配合や加工にもストイックな社長が挑んだ、美容と健康に特化した希少な「次世代のプロテイン」です。ブランディングと販売戦略を手掛けたのは、県プロフェッショナル人材戦略拠点の紹介による副業人材。素案からネーミング、キャラクター制作にいたるまで専門性が光ります。
従業員とその家族、地域を大切にする社長は、従業員の誕生月に家族皆で味わえる大きなケーキを贈ります。将来はプールやジムを作って地域にも開放し、行くのが楽しいと思える会社にしたいとのこと。営業にも相応しいスーツのような作業着も好評で、直近10年、高定着率を誇っています。
「顧客のために精巧さを極めてよりよい一品をつくる熱意は、ものづくりも健康づくりも同じ」。今秋、ハウスと人材雇用を増やし、売り上げ拡大を狙います。異分野の親和性を生かした革新的なビジネスモデルで新価値を創造し、地域のイメージアップとイノベーションにつながるよう願っています。
企業概要
山岡精機株式会社
長浜市高月町東阿閉672
金属製品製造業、メロン水耕栽培事業、一般貨物運送事業。
電話:0749-85-4525
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お問い合わせ先
(公財)滋賀県産業支援プラザ
企画・DX推進課
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- 077-511-1411





