うちでのこづち67号
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イルミネーション導光板 原理3Dプリンターを活用したサインの受注体制づくりを進めている。光るロゴのほか、安価な立体ロゴの制作も検討中透明な素材に施した微細なドットパターンにLEDの光を反射させ、発光させる。複雑な表現をするためには、ドットの形状やLEDの配置、LEDに付随する集光レンズなど、高度で総合的な光学設計技術が求められる。ティーズネクスト社はこれまでに培った独自のノウハウで、顧客のイメージどおりの光り方を実現するだけでなく、イルミネーションの新たな表現を追求し、提案している。問い合わせ先(公財)滋賀県産業支援プラザ 経営支援部 創業支援課 担当/中村      077-511-1412   077-511-1418   in@shigaplaza.or.jp ※創業プラザ滋賀・創業オフィスコラボしが21インキュベーション事業の一環で、起業家と共に考え、行動する支援施設です。単なる賃貸施設とは異なり、起業家の成長段階に応じた支援を受けることができ、創業・起業家のための学びの場を提供するほか、常駐するIM(インキュベーション・マネジャ―)によるサポートを受けることができます。これから創業する方、創業後間のない方、第二創業で新事業に挑戦する方をサポートします。09この技術をもっているのは日本では3社ほどで、そのうち独自のノウハウを確立しているのは私の知る限り、当社(協力会社含む)ともう1社のみ。顧客の望む“光らせ方”を実現するためには高度な設計技術が必要で、それができることが当社の強みです。設計がまずいと光が分散したり、模様が二重にぼやけたりしてしまいます。お客様の要望を聞き、デザインの魅力を引き出す設計を行って加工会社に渡す“インターフェイス”の役割が果たせるのも、経験と技術があってこそなのです。―― 創業オフィスに入居された目的は?遊技業界全体は厳しい局面に置かれています。狭い業界に留まらず、私たちの技術を買ってくれる新たな顧客を開拓しなければ活路はありません。しかし、私たちには顧客開拓のつてもノウハウもありません。前職では横浜が拠点でしたが、起業するなら地元の滋賀へUターンしたいという思いもあり、人づてで県が支援してくれると聞いてプラザの扉を叩きました。創業オフィス※に入居したことで、IM(インキュベーション・マネジャー)に助言をもらいながら、現在は当社の技術を応用してどんな顧客がどんな商品で喜んでくれるのか、模索しているところです。―― 今後の展望をおきかせくださいイルミネーション導光板は、消えているときは透明で、点灯するとあたかも動画のような表示ができ、用途は非常に幅広いと考えていますが、現在は建材、サイン・看板、玩具の3つの市場を主に開拓中です。例えば、観賞魚の水槽やフィギュアケース、ドアサインなど、さまざまなサンプルを試作して関連会社に持ち込んでいるところで、光の演出との組み合わせで今までになかった新たな付加価値を創出できると確信しています。また、導光板にこだわらず安価で購入しやすい商品の取り組みも進めており、樹脂設計のノウハウを応用し、3Dプリンターを使って内製するオーダーメイド表示板の受注を始める予定です。今は正直、新型コロナウイルスの影響もあって苦しいですが、我々の光学設計技術と用途の可能性を信じて、自分たちに出来ること、やるべきことを取捨選択しながら新たな販路を開拓していきたいと思っています。・・ 新たな販路を求めて―― 御社の強みとは?現在の事業の柱は遊技機器向けの光学設計です。当社の場合、パチンコ台製造の請負業者から発注を受けて開発と設計を担当しています。イルミネーション導光板は、透明なアクリル板の表面に目に見えないレベルの微細なドットを彫り、LEDの光を反射させることで光らせます。ドットの形状や彫り方、光の当て方などを変えることで様々な動きを表現でき、1枚の板に異なる模様を浮かび上がらせたり、3D表現も可能です。

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