うちでのこづち67号
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タブレットやスマートフォンを使い、ワンタッチで通訳オペレーターにつながる「みえる通訳」の取次店でもある。定額で利用でき、接客業などで活用されているティーズネクスト株式会社代表取締役 田邉 幹雄さん 培った光学技術を武器に ―― 創業までの経緯をお聞かせくださいもともと私は車のランプなどの光学設計・製造を手掛けるスタンレー電気株式会社のグループ会社にいました。パチンコ台をはじめとする遊技機器を、現在のようにLEDでキラキラ光らせる流れをつくった会社の一つがスタンレー電気で、私はその関連部署に配属されていました。2009年、同社の遊技機器を中心とした光学設計部門におられた方が独立し、株式会社エー・アイ・ディー(A.I.D)を設立されました。私は2012年にA.I.Dに合流し、マネジメントを担当。2015年には社員14名で売り上げ14億円を超える企業にまで成長しました。ところがその後、遊技業界は右肩下がりで、A.I.Dも売上減少の一途でした。そこで挽回策として、映像と翻訳を組み合わせた新規事業を立ち上げることになり、08独自の技術で表現する変幻自在の独自の技術で表現する変幻自在のイルミネーション新分野で顧客開拓をめざして無色透明、向こう側が透けて見えるアクリル板。そこにひとたび電源を入れれば、華やかな色と動きでキラキラと文字や模様が浮かび上がる。高度な光学設計技術によってつくり出されるアクリル板上のイルミネーションは、遊技機器の業界で確立されてきた特殊な技術だ。ティーズネクスト株式会社は、この「イルミネーション導光板」を新たな分野で展開しようと奮闘を続けている。動画投稿サイトの音声を瞬時に翻訳するソフトの開発に着手しました。私はそのプロジェクトも担当することになり、翻訳者とのネットワーク構築を手掛けました。しかし大きな投資をしたもののアプリ開発はなかなか軌道に乗らず、A.I.Dは本業だった光学部門の整理を決めます。私は翻訳アプリ開発担当でしたが、それまで会社を支えてくれた光学技術とその技術者たちを切り捨てることに納得できず、社長と相談のうえ2018年に独立。創業したのがティーズネクスト株式会社です。―― 創業後の事業内容は?当初は翻訳アプリ開発の業務委託というかたちでA.I.Dと協業する予定でしたが、見込んでいた受注が白紙になってしまいます。そこで前職時に私自身が開拓した40カ国語に及ぶ翻訳に対応できるネットワークを生かし、エージェント業務という形で翻訳業を継続することにしました。また、光学設計はもっと用途開発ができるはずという思いもあり、社長の同意を得て光学設計も手掛けることにし、元A.I.Dの光学設計の技術責任者と、私の部下だった人と3人でスタートしました。ティーズネクスト株式会社■代表者/代表取締役 田邉幹雄■従業員数/3名■住所/滋賀県大津市打出浜2-1 コラボしが21 4F■創業/2018年■業務内容/イルミネーション導光板製品 の開発、光学レンズ設計、試作制作、翻 訳サービスの提供、映像通訳サービス 「みえる通訳」の販売取次店■TEL/077-575-6868■URL/https://tsnext.co.jp/イルミネーション導光板を水槽に応用した試作品(上)。より華やかで楽しいアクアリウムが表現できる起業家

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