公益財団法人滋賀県産業支援プラザ

【毎日新聞(滋賀版)】「紫香楽教材粘土株式会社」を紹介する記事が掲載されました

2022年12月20日掲載

紫香楽教材粘土株式会社

2022/12/20 毎日新聞(滋賀版)

粘土には、道具を介さず素材の性質を直接肌で感じながら、本能的に創作意欲を呼び起こす不思議な魅力があります。子どもに粘土を与えると誰もが思わず手に触れ、ちぎり、丸め、重ね、夢中になります。集中力や創造力を養い、五感や手指の発達を促す、知育価値の高い素材といえます。粘土を通して次世代の心豊かな人材を育てようと努めている、紫香楽教材粘土株式会社を紹介します。

古くから粘土質に恵まれた甲賀市で創業した同社は当初、土の教育粘土を提供していましたが、現在の主力商品は「軽量粘土」。原料に合成樹脂を発泡させた「有機微小中空球体」を使用し、同社が全国に先駆けて開発、特許取得しました。子どもでも扱いやすいよう、軽くて手に付きにくく、よく伸びて絹のようになめらかな手触りで造形できる、画期的な素材です。

収縮率が少なく芯材を使用してもひび割れしません。薄く伸ばしても折れや曲げに強く、しなやかに仕上がります。約24時間かけてゆっくり乾燥するので初心者にも適しています。乾燥後は水彩絵の具で鮮やかに発色します。

こうした特徴を生かし、子どもたちが楽しみながらリサイクルについて学ぶことができないかと、今年新たに「香り豊かなコーヒー粘土」を考案しました。コーヒー工場で大量に廃棄される、コーヒー豆を粉砕する際に出る薄皮と微粉(チャフ)を粘土に混ぜると、甘く香ばしい香りが嗅覚や触覚を刺激します。いつもと違う面白さが子どもの感性をくすぐり、コーヒー粘土ができるまでの流れが明かされると、興味深くSDGsを学ぶ教材になるのです。このほか、国産間伐材を利用したヒノキ粘土、つぶつぶのコルク粘土、石粉粘土、そして従来の土粘土など、重さや質感、香りの異なる「素材であそぼう!」というシリーズで商品化されました。天然素材の粘土は遊び終われば土に還すことができ、地球や環境への慈しみも生まれます。

新たな試みとして、食物由来の顔料を自分で混ぜて着色する粘土を開発中です。さらに軽量粘土の付加価値を広め、有益な産業利用やSDGsを提案できるパートナーを募集しています。創意工夫と熱意で練り上げたこのオリジナルの粘土に触れ、同社と共に新たな事業を拓(ひら)いてみてはいかがでしょう。

企業概要

紫香楽教材粘土株式会社
甲賀市信楽町柞原886
学校教材用粘土・手芸用粘土の開発・製造・販売。主力商品は軽量粘土。
E-mail:sigaraki@iris.eonet.ne.jp

お問い合わせ先

(公財)滋賀県産業支援プラザ 情報企画課

TEL:077-511-1411
E-mail:jouhou@shigaplaza.or.jp

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