滋賀県産業支援プラザでは、国の成長型中小企業等研究開発支援事業(Go-Tech事業)の事業化ブラッシュアップ再審査と2次公募(いずれも通常枠)に2件を申請していましたところ、このたび2件が採択されました。
7月に採択されている3件と合わせ、今年度の採択は5件となりました。
研究開発計画名 | 研究の概要 | 主たる技術 | 事業管理機関 | 主たる中小企業者等 | 連携している大学・公設試等 |
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シリコン基板上に形成された圧電薄膜の非破壊検査技術の開発 | 圧電薄膜を応用した、マイクロスピーカー、アクチユエータの需要が高まっている。その開発・生産において、圧電ウエハ自体には電極が無く、その特性は後工程のデバイスの状態で評価されている。川下企業のニーズでもある「圧電ウエハの状態で逆圧電特性の評価」を実現するために、プローブピン電極を適用し、電界と周波数のコントロールによる、圧電薄膜の逆圧電特性を評価可能とする検査装置の開発を行う。 | 測定計測 | 滋賀県産業支援プラザ | リードテクノ株式会社 | 公立大学法人大阪 |
印刷製本業界のDXを牽引!世界初枚葉印刷物の高速ロータリーカット装置の研究開発 | 多品種少量生産が進む印刷製本業界の中でプリントオンデマンドという仕組みを使えば、過剰な生産を廃止して出版流通を最適化する事ができる。プリントオンデマンドの拡大には保有台数の多い枚葉紙プリンタの活用が不可欠となるが、そのためには、プリンタの能力を100%活かせるインライン製本システムが望まれている。本研究では製本システムの生産性向上のためにロータリーカット方式の用紙カット装置を開発する。 | 機械制御 | 滋賀県産業支援プラザ | 株式会社ホリゾン | 滋賀県工業技術総合センター |
※成長型中小企業等研究開発支援事業(Go-Tech事業)は、中小企業者による精密加工、表面処理等のものづくり基盤およびサービスの高度化を図ることを目的として、中小企業者等が大学・公設試等と連携して行う研究開発や試作品開発、その成果の販路開拓に係る取組等を一貫して支援する制度。
滋賀県産業支援プラザは、事業管理機関として事業の進捗管理、経費管理等を担います。