売り手よし ・ 買い手よし ・ 世間よし - 近江商人から現代にまで受け継がれる三方よしの理念
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大正13年に小林紙店として創業。戦後、文房具も扱うようになり、“情報伝達を使命とする”謄写版販売を経て、オフィス印刷機やコピー機から事務機器、パソコンなどOA機器に至るまで、お客様のお役立ちをモットーに「ありがとう」と「三方よし」経営を実践。
小林事務機株式会社 
代表取締役 小林弘和さん

 大正13年、旧八日市市で祖父が小林紙店を開業。障子紙・美濃紙・半紙などの商いをしていました。戦後まもなく、ノートや鉛筆など文房具が豊富に出てきました。当時は複写する手段は謄写版しかなく、いわゆる「ガリ版」というものです。学校や役場相手に謄写版関連のヤスリ・ろう原紙・鉄筆などを販売するようになりました。昭和40年代初頭に、ろう原紙に原稿を書く代わりに、機械的に転写するRISOファックスやRICOH複写機の電子リコピーが開発発売されるようになり、八幡工業高校でRISOファックスとの感動の出会いから販売代理店にこぎ着け、昭和44年に小林事務機株式会社を設立。役場や学校へRISOファックスや電子リコピー、輪転機などを販売し、営業会社の礎ができました。当時、営業の心得は「機械に惚れ込まなければ売れない。お客様に惚れ込んでもらって初めて商品も生きてくる」で、急速に営業会社として成長。1980年に“複写機みたいな印刷機”リソグラフの誕生で、KBMが大きな飛躍を遂げる原点の年となりました。学校や行政・団体関係に向けて「リソグラフ印刷機」が主力商品となり、全県に販売網を広げ、昭和56年に草津営業所、翌年に彦根営業所とショールームがオープンしました。

 先代の小林久雄社長が「生まれつきの謄写版屋の血が騒ぐ」が口癖だったように、我が社は「情報伝達へのお役立ちが使命」という理念があります。営業のウリは「ありがとう」でお困りごと解決で付加価値を追求し、お客様に喜んでいただける「ソリューション提案」を重視しています。RISO専門のサービスマン(メンテナンスCE)が自社にいますし、ネットワーク関係のシステム担当者と営業が直接お客様のところに伺って、お困りごとを解決します。平成6年、彦根営業所で当社初の学校コンピュータ教室のシステム構築を皮切りに、毎年県内小中高等学校で構築を手掛けています。平成11年には、サンキュー便@officeで事務用品のカタログ通信販売を開始。中でも環境対応商品は一目でわかる工夫で約6,000アイテムが掲載されています。5年前、世界最速フルカラープリンターRISO「オルフィス」(1分間に120枚、1秒に2枚印刷)が発売され拡販に取り組んでいます。実際に体感してもらうために、デモンストレーション用の車両を使い県内各所を訪問し成果を上げ、展示会でもリソグラフとオルフィスを中心に展開。

 平成7年に清水英雄先生の下、「ありがとう現状打破研修」を開始。会社のモットーは常に“明言素(めいげんそ)”の考え方を心がけ、社員全員で明るく元氣で前向きな言葉を発するように努めています。“言霊”と言って言葉にはパワーがあるので、例えば「お疲れ様」など「暗病反(あんびょうたん)」なマイナス言葉は使わず、「お元氣様」とプラスの「明元素」言葉を発します。お客様に毎月1回「ありがとう通信」をお届けし、現在120号で10年目を迎えました。社員同士で感謝の氣持ちを伝えあうために、『楽喜券(らっきーけん)』に感謝の氣持ちを記して贈り合います。毎月1回全員で「ありがとうの詩」をハガキに書いたり、お客様に出すお礼状として「ありがとうはがき」を書いています。「滋賀ありがとうの会」活動では、毎月10日を「ありがとうの日」と定め、会社周辺の清掃活動をしています。1995年より八日市大凧まつりに参加し、新入社員中心に二畳サイズの大凧作りに挑戦し、最近はレクリエーションを兼ねてバーベキューを行い、祭りの後に社員と家族とで会場周辺の清掃活動を行っています。また、地震や災害などへの募金活動をしたり、毎年旧愛東町青年団の「アフリカへ募金と毛布・衣料品を送る活動」に協力。これからも「ありがとう」を楽しみながら、地域の方々と共に社会貢献していきます。

 滋賀県では全国に先駆けて事務用品と文具のグリーン購入を開始。1996年に滋賀グリーン購入ネットワークに加入し、幹事企業として環境問題に取り組んできました。Reduce(少なくする)、Reuse(再利用)、Recycle(再活用)を合言葉に、生産から廃棄まで環境負荷が低い商品を推奨し、オフィス機器も消費電力が少なく、部品の再利用や材料のリサイクルがし易いなどに配慮。びわ湖環境メッセではパネラーとして協力するなど、環境イベントにも積極的に参画しています。2002年、業界に先駆けISO14001の認証取得。実績を常に振り返るPDCA(Plan Do Check Act)の手法を学び、脳力開発と共に社員教育に活かしています。「ありがとう」や「三方よし」が会社の根幹であり、「ありがとう」を滋賀県に当てはめると「三方よし」になると考えます。組織やグループの活性化のために、運営や手法は臨機応変・変幻自在に変えますが、絶対変わらないのが中心骨組みの戦略、根本にある「ありがとう」であり「三方よし」です。最近、共鳴・共感いただく「ありがとう企業」も増えており、「ありがとう」CSR活動を広めていきたいと思います。

 今年3月9日に「設立39周年ありがとう祝賀会」を主催し、6月に展示会、初の海外社員旅行を計画中です。会社の歩みを小冊子にまとめ『ありがとうがいっぱい』と、詩集『ありがとうカンパニー』を発刊。新体制として“ありがとう新幹線”を目指し、各グループが動輪となって会社を動かすグループリーダー制を導入。全員精鋭の47名が約20チームに分れ、リーダー中心にPDCA方式でマネージメントしています。「私が一番嬉しかったのは“そこにいてくれると安心する”と言ってもらったこと。女性が働きやすい職場です」(河田経理事務リーダー)や「『ありがとう研修』を通して、仕事に対して目標をもって取り組めるようになりました」(吉島社長室付リーダー)など4名の女性リーダーが活躍中です。自由闊達で人を大事にする社風で、定年まで勤めて下さる方が多い。今後、先代の時代から在籍するベテラン組から世代交代の時期に入り、次世代に少しでも早く会社を担う中心になってもらいたい。KBMグループは、売り手よし、買い手よし、世間よしの近江商人の精神のもと、全世界へ「有賀燈(ありがとう)」発信を志し、お客様へ「感動とソリューション」をお届けするイキオイと元氣あふれるオンリーワン企業グループを目指します。
会社データ

小林事務機株式会社(KBM)

代表者/代表取締役社長 小林弘和

本社/滋賀県東近江市幸町2番28号

   TEL.0748-23-2233 FAX.0748-23-2241
   

設立/昭和44年(1969年)

事業内容/デジタル複合機、オフィス印刷機、パソコン及びソフトウェア、オフィス家具・事務機器・事務用サプライ販売、修理、及び賃貸システム開発、ネットワーク構築

http://www.kbm.co.jp/


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