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滋賀建機株式会社
代表取締役会長 蔭山 孝夫さん |

滋賀建機は1971年に兄弟で設立した会社です。その頃はリース、レンタルというものが世間に行き渡っていなかった時期で、機械の販売を主な業務にしていました。そうした中で、機械を販売した建設業者さんの中に、1台だけでは仕事ができない、2台も3台も必要なときに何とかならないかということから、機械のレンタルを仕事にできないかということで始めました。当時、滋賀県では本格的にこうした工事機械のレンタルをされている企業はなく、需要がたくさんあり、その後も要望に応える形で仮設ハウスや事務所の備品を貸し出すハウス備品レンタルセンター、建設用の足場レンタルセンターなどを開設しました。また、社会背景も列島改造論や、琵琶湖総合開発などで、建設業者さんは今の倍以上の工事発注があり、一時期には仕事はあるが機械がないということで工事が着工できないということもたくさんありました。そういう時代でしたので、機械のリース、レンタル業はユーザーのニーズに応えた画期的な業務でした。

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滋賀建機株式会社
代表取締役社長 蔭山 明夫さん |
次に、お客様の要望は工事もできないかということでした。普通の一般土木の中でも、橋の橋脚や橋台の杭を打ったり、また、地中に基礎を造るために穴を掘ることで、土がくずれてこないようにする“土留”という工事がありますが、そうした工事の仕事を頼まれるようになりました。当初は専門にやっておる業者を紹介していましたが、あまりにも要望が多いので、そうした基礎工事の業務も手がけるようになり、それが今現在の滋賀基礎工業という会社の起こりです。当初は工事部の中でリース、レンタル業もしておりましたが、昭和49年に分社して株式会社建機リースとして分社しました。次なるお客様の要望は、現場事務所の建設でした。現場事務所というのは半年なら半年の工事期間だけで建てますので、建設会社としては採算が合いません。それで、現場事務所をリースすることになり、それに付随して事務所内の備品、さらには足場、機械を運ぶ車も必要ということでエスケイ運輸という運送会社も手がけるようになりました。私たちはまず顧客第一主義を貫き、常にお客様の身になって考え行動をすることを基本とし、その上に信頼できる商品、技術、サービスを提供しています。 |
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| 琵琶湖総合開発で、どちらかと言えば自然に対して負荷をかけてきたのが私たちの仕事でした。時代のニーズが開発から環境へとシフトしてきた今、社会的に貢献する事業を考えるようになりました。その一つとして力を入れているのが、太陽光発電の普及です。電気をつくる石油などの資源には限界があり、さらにCO2を大量に排出して地球温暖化の原因になっています。クリーンで無尽蔵な自然エネルギーを利用する太陽光発電は、普通の暮らしでできる環境保護です。将来は滋賀建機の社員で年間、化石燃料をどれだけ節約し、CO2をどれだけ削減したか、そういうものをグラフにして、会社の目標にしたいと思っています。現在、「太陽光発電システム事業部」として、会社の事業の大きな柱になっています。それと、もう一つ取り組んだのが、山の生態系を考える最重要課題である、し尿処理後の最終段階で出る汚泥をどう処理するかという低コスト減量技術の開発でした。こうした技術は、苛酷な状況での開発で、設備投資も大きく、弊社独自での開発は断念し、今後はお客さまの要望に応えて取り組んでいきます。会社として、これからも地球に微々たることでも環境に協力できることは、チャレンジしていきたいと思っています。 |
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一昨年の1月から滋賀建機の事業として始めたのが、二ゴロブナの養殖です。2009年には市場に出る予定です。今までは理念なき事業で、利益を見せる事業が大半でした。しかし、ここ数十年の間に経営者の考えは、その事業が社会から求められているかどうか、社会的貢献ができるかに変わっていきました。利益がでるかどうかは次ぎの段階として、計画性を持って事業を考える。その点で、この二ゴロブナの養殖事業はぴったりでした。鮒寿司が今の滋賀県民に好まれているかどうか、この伝統産業を継承していけるかどうか、琵琶湖の環境保護ができるか、この希少種を守っていけるか、その点に焦点を落とした事業を考えました。実際、3年は掛かりますが、この事業は未知数的なものではありません。確実性が高い、魚さえ大きくなれば確実に市場で売れるということも検証しました。そこで、「近江本にごろ」で商標を取りました。実際に市場に出ることで、伝統食文化を守っていくことにもつながります。鮒寿司の館を造り、鮒寿司作りを教える場をつくれば、沖の島とその周辺の雇用の増大にもなります。「塩切り」という伝統技術を若い人に継承していくこと。また、鮒寿司はそれぞれの地域の作り方があるので、味自慢的なコンテストをして、実際の商品づくりに協力していただく。それが所得を上げる競争にもなると思います。究極の目標は、鮒寿司は一般的に臭いというイメージが強いので、味は変わらず、匂いがなくて、誰でも食べられる鮒寿司を目指します。そして、将来の夢として、海外にも鮒寿司を普及していきたいと思っています。
※「塩切り」:腹切らずにエラから鱗を取って、子だけを残して、口から浮きや臓物を針で取り、ご飯を入れる技術。 |
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弊社では、新しい事業に必ず挑戦していこうという理念、「創意」を掲げています。その事業が社会の役に立つのか、求められているのかを吟味して新しい事業に挑戦していく。求められる事業は必ず利益も出てきます。太陽光発電システム事業部においては、現在でも広告宣伝費にしかなっていません。しかし、将来の社会のためになる事業です。もちろん、本業がおろそかではこうした赤字覚悟の事業は無理です。地元のお客さまによって得られた利益を二ゴロブナ養殖研究とか太陽光に還元しています。その他、プロ野球の選手に来て頂き、少年野球教室や講演会などの地域イベントも毎年開いています。また、我々は地元の企業として雇用も拡大していかなければといけません。ですから、地元の方は地元企業をできるだけ利用して頂く、そうした中小企業の大事さを企業として訴えていきたいと思っています。企業が社会に貢献するには利益も出さなければなりません。それは、当初から利益を追い求めるのではなく、利益は社会にお役立ちの結果の産物と解釈しています。自分の幸せのみを追い求めるのではなく、周囲の人の幸せも考えていくというように、社会も企業も全て公平に行動する。そのためには積極的に環境問題にも取り組み、「地元に生き、地元を活かす」地域の模範となる企業を目指していきます。 |
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| 会社データ |
滋賀建機株式会社
代表者/代表取締役社長 蔭山明夫
本社/滋賀県愛知郡愛荘町北八木92
TEL.0749-37-3281 FAX.0749-37-2232
設立/昭和46年(1971年)
事業内容/建設機械レンタル・販売、備品レンタル、足場レンタル
アウトドア・スポーツ事業、アミューズメント、テナント・ホテル、環境、
保険、運輸、太陽光発電システム、二ゴロブナ養殖
http://www.sk-grp.co.jp/
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