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【 経 緯 】
近代のわが国商業の源流とも言える「近江商人」の叡智に学ぶべく、平成元年から3年にかけての「AKINDOフォーラム」などのイベント開催を契機に平成4年4月に「AKINDO委員会」が滋賀県に設立された。
AKINDO委員会では、「近江商人」をキーワードとして、「人材育成」「交流ネットワーク」「近江商人顕彰」を三本の柱とする事業を展開してきた。
その中で、近江商人の理念は全国そして世界に通じる理念であり、とりわけ「三方よし」の精神は21世紀の基本的な理念の一つとなるべきとの高い評価をうけ、「三方よし」の理念を企業経営や社会の活動の中に浸透することを目指した活動が始められた。
このような状況や成果を踏まえて、平成15年3月25日のAKINDO委員会理事会において、「三方よし」の理念による人材育成をめざし、滋賀県・財団法人滋賀県産業支援プラザやNPO法人、市町村など多様な実施主体が、近江商人の共通理念である「三方よし」により、経済活動はもとより人々の生活の各般にわたって活かされる社会の実現を目指した事業展開を期待し、AKINDO委員会を発展的に解消することを決定した。
(参考)
「これまでAKINDO委員会が取り組んできた事業の目標は、日本はもとより世界を舞台に活動し、近代商業の礎を築き、まちづくりなど社会に貢献した近江商人の叡智に学び将来にその伝統を引き継ぎ、県民運動として推進することであった。
これからのAKINDO事業は、近江商人の最高の理念である「三方よし」を今後に活かすことを目標とする。私利よりも大きな社会的有用性を優先させようとする長い間に培われてきた「三方よし」の理念により、経済活動はもとより人々の生活の各般にわたって活かされる社会の実現を目指し、県民共
通の財産として今後に引き継いでいく必要がある。
(AKINDO委員会報告書より)」
【財団法人滋賀県産業支援プラザの役割】
財団法人滋賀県産業支援プラザは、近江商人の経営精神のエッセンスが、取引においては、売り手と買い手だけでなく、その取引が社会全体をも利することを求めた「三方よし」精神にあること、そして栄枯盛衰が激しい商業者の歴史にあって、近江商家が例外的に長い事業継続を果たしてきたことの理由が、その精神を実践において具体的な意味をもつように取り組まれた行動原理にあることを踏まえ、「三方よし」の理念を行動原理とする企業人の育成を中心とした「三方よし推進事業」を展開します。
「三方よし」を代表とする近江商人の商法や理念は、現在も各方面から注目され、見直されています。近江商人の知恵から学び直面する諸問題の克服や将来展望に少しでもお役立ちできればと考え、当プラザ「インフォーメーションコーナー」に「三方よし・近江商人関係図書コーナー」を開設しています。
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